キティーホーク、予定より丸一日以上遅れて出港


浦賀水道航路を南下するキティーホーク。バックは第二海ホと内房・富津岬付近(2.18 13:45 撮影)

キティーホークが2月18日13時過ぎに横須賀基地を出港した。前日の17日朝に出る予定だったが、「機関室の一部に蒸気漏れが見つかった」ため、修理のために異例の出港延期となっていた。2時間程度の出港遅れはあるが、24時間以上遅れるのは、各紙が報道したように異例としか言いようがない。
空母のスケジュールは、随伴艦はもとより艦載機の動きにも影響が大きい。遅れが長引けばNLPのやりなおしという事態にさえなり得る。
今回の出港に際し、蒸気タービンが百パーセントの力を発揮できないので、フルスピードが出せないかもしれない、という観測も流れている。18日に外海に出て走行試験を行い、また横須賀に引き返してくることも考えられる。横須賀の随伴艦の動きや、厚木の艦載機が本格的に空母に載るのかどうかなど、注目する必要がある。
今キティーホークに随伴しているのは、イージス巡洋艦2隻だけと見られる。Multi-Sail演習で空母と一緒に行動する訓練を終えたばかりの駆逐艦4隻は、18日昼の段階で横須賀に残ったままだ。

(RIMPEACE編集部)


17日朝、空母の出港予定の15分前に出港した巡洋艦チャンセラーズビル

'2004-2-18|HOME|