キティーホーク北上、米韓演習参加か

嘉手納基地から洋上のキティーホークに向かう空母連絡機Ｃ２ (2005.3.1 撮影)

２月末まで香港に寄港していたキティーホークが、３月に入って動き出した。北上を開始したものと思われる。沖縄・嘉手納基地にはキティーホーク艦載の連絡機Ｃ２が２機、それに艦載ヘリＳＨ６０が飛来している。また、随伴艦のうちのフリゲート艦バンデグリフトが２月２８日にホワイトビーチに停泊しているのが確認された。

今回、キティーホークは最近になく多くの護衛部隊を引き連れている。空母の香港入港の３日前までに、フィッツジェラルド、バンデグリフト、ビンセンス、カッシング、ゲアリー、ジョンＳマケインが香港に入港した。また、２５日の空母入港時には、直衛艦のカウペンスも入港した。４月から６月にかけて横須賀を離れ、本国で退役予定のビンセンスとカッシングは、これが「最後のお勤め」ということで従っているのかもしれない。

２月１０日、横須賀から空母に続いて出港した給油艦ジョン・エリクソンは、２月２５日〜２８日に佐世保に寄港、その後沖縄近海で空母戦闘群に合流したと思われる。そのほか、弾薬補給艦キスカが２月２４日に沖縄・天願桟橋に寄港（２８日現在停泊中）、戦闘補給艦ナイアガラフォールズが２月末から３月初めに短い横須賀寄港をしている。空母艦隊の北上、補給艦の集合は、３月１９日から２５日まで行われる米韓合同演習（ＲＳＯＩ／ＦＥ０５）にキティーホークを中心とする大艦隊が参加する可能性が非常に大きいことを示している。

（ＲＩＭＰＥＡＣＥ編集部）

２月２４日に天願桟橋に着岸した弾薬補給艦キスカ(2005.2.24 撮影)

２月２８日に横須賀基地に入港した戦闘補給艦ナイアガラフォールズ(2005.3.1 撮影)