キティホークの航跡推定図('98.9.30〜10.16)

 9月30日に横須賀を出港した空母キティーホークは、大島沖の訓練海域に向かった。この海域で艦載機の訓練を繰り返したあと、10月5日には沖縄東海域を目指して南下を始めた。沖縄の東、西の海域で自衛隊との合同演習を行ったと見られる。

 この間、艦載機は爆撃やミサイル発射の訓練も行った。その中には精密誘導爆弾の投下も含まれている、とF18のパイロットは語っている(10月14日付け星条旗新聞)。その後、キティーホークは北上し、12日に釜山に入港した。16日まで滞在とのことだ。その後は米韓合同演習フォールイーグルに参加、その中で「艦隊戦闘実験−D」も行う。横須賀出港時から随伴している水上戦闘艦はイージス巡洋艦チャンセラーズビルだけだが、「艦隊戦闘実験−D」には横須賀を母港にしているイージス艦3隻も参加(佐世保からはベローウッドも参加)する。また、ドライドックにいるブルーリッジは、通信機能を駆使して、ドックに居ながらにしてこの実験に参加する。その他のフリゲートなどの出港の動きもあり、横須賀を母港とする艦船の動きが激しくなってきた。

(98.10.18現在)


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