キティーホークに中東出動命令

「空母キティーホークと搭載の第5空母航空団、陸軍第101空挺師団に対し、ラムズフェルド国防長官は6日(日本時間7日)、湾岸地域への出動を命じたと米軍当局者が語った」(ワシントンポスト)
「キティーホークは7日(日本時間8日)中にもイラク戦に備えてペルシャ湾に向かう命令を受けるだろう、と匿名の当局者が語った」(ロイター)

キティーホークは2月8日現在、まだ沖縄近海にいると推定される。嘉手納に展開している2機の空母連絡機C2が盛んに空母との間を往復している。
沖縄・ホワイトビーチに1月30日から2月1日まで寄港していたタンカー・ラパハナックは、2月4日に佐世保に入港し、燃料を満載して待機していたが、8日早朝、佐世保を出港した。ラパハナックはキティーホーク艦隊の給油を担当して、キティーホークが横須賀を出た時から随伴している。沖縄近海の空母艦隊と合流するまで約一日かかるから、キティーホークは早ければ9日にも中東に向け南下を始めると思われる。
また、沖縄・天願桟橋からは、7日にキラウェア級弾薬輸送艦(キスカと推定される)が出港した。キティーホークの出動命令に連動した補給艦の動きが相次いでいる。
キティーホークが中東に向かったあと、朝鮮半島情勢警戒のために「空母の穴を埋める」と目されている空母カールビンソンは、6日の時点であと2日くらいはハワイ近海にとどまる(Starbulletin.com)と報じられていた。パールハーバーから2月初めに出港したばかりだから、そのまま東シナ海に向かえば、一週間足らずで待機海域に達するのではないだろうか。(RIMPEACE編集部)




2003-2-8|HOME|