キティーホーク航跡推定図(7.19-8.9)とその後の動き


空母キティーホークは7月19日、横須賀基地を出港した。7月25日までは大島沖の訓練海域で艦載機の訓練などを行っていた。

26日から北上を開始し、28日には津軽海峡を抜けて日本海に入った。7月中は秋田沖の海域で訓練を行い、続いて韓国・ポハン沖に向かい、8月5日に日本海を出て南下をはじめた。

本州の南方海上を東に進み、8月8日から原子力空母ステニスの空母戦闘群との統合海空演習JASEXに入った。この演習の期間中の10日に、ステニスの艦載機S3が北硫黄島に墜落している。救難活動にはキティーホークの艦載機も加わったという。
2隻の空母は、その後も演習を行いながら8月15日には沖縄近海までやってくる。

ここで空母の行き先は別れる。ステニスは21日から25日まで佐世保に寄港。その後、南下してマレーシア・ポートケランに入る。
キティーホークはグアムに向かい、19日にアプラ港に入港した。しかし、台風の接近で予定を早めて21日に出港、その後も海自との訓練などを行い9月7日朝、横須賀基地に戻ってきた。艦載機の厚木への帰還が本格的に始まったのは、9月4日からだった。

(RIMPEACE編集部)


2004-9-9|HOME