キティーホークの取材はまだまだ...

キティーホークの記事は間欠的に現れる。特殊部隊のアフガン進攻が始まったとき、その海上基地として紹介されたのが10月20日以前のことだ。その後、キティーホークの乗組員が海中に落ちて捜索中だ、とのニュースが11月8日に流れた。

続いて、11月9日付けのヘラルドトリビューン紙の一面にキティーホークの飛行甲板の写真が載った。やっとマスコミに乗艦取材を許したのか、と思ったが、記事にはキティーホークは登場しない。ニュース解説記事に写真を組み合わせたものだった。それでもAP配信の写真だったから、カメラマンは乗艦できたのかな、とも思った。ところが、よく調べてみると...。7日付けの星条旗新聞の一面の写真も、初めて見るキティーホークの飛行甲板の写真。撮影者が同じで、こちらはその前にU.S.NAVYのクレジットが。やはり、米海軍提供の写真で、民間カメラマンの撮ったものではなかった。キティーホークには乗艦取材させない、という米軍の意志は相変わらず固いようだ。

星条旗紙の写真解説には、VFA-195のF/A18が発艦準備中、ということで、誘導爆弾を翼下にぶらさげたホーネットの後ろに数機のFA18が写っている。ヘラルドトリビューンの写真は、S3が1機、それにホーネットが数機写っている。いずれの写真も尾翼のマークがついていなかったりして、本当にCVW−5(厚木にいる空母航空団)の所属機かどうかは、写真からは確認しかねる。しかし、星条旗紙の写真とその解説からすると、数は少ないながら、キティーホークの艦載機も爆撃に加わっている、と見られる。(RIMPEACE編集部)

'2001-10-20|HOME|