横浜ノースドックにゴールデンベアとコリーショウエストが並ぶ



左がカリフォルニア海洋アカデミーの練習艦ゴールデンベア、右はコリーショウエスト(8.6 撮影)

8月6日8時半に、練習艦ゴールデンベアが横浜ノースドックに接岸した。この船は、94年までは米海軍MSC所属の深海調査船モーリー(T‐AGS 39)だった。

ゴールデンベアは、2ヶ月の訓練航海で、沖縄やプサンを回り、いまごろはウラジオストックに入港しているはずだった。台風の影響で予定が変わったのかもしれないが、現役の海洋調査船コリーショウエストと旧調査船がノースドックで顔を合わせることになった。

ところで、現役と言っても、コリーショウエストは米軍との契約が最後に近づいている可能性が強い。インペッカブルが低周波アクティブソナー(LFA)を積みこむ時点まで、MSCとの契約が継続されてきたが、契約更改が今年の9月に迫っている。
7月25日にノースドックに入港したコリーショウエストは、定位置のBバースに停泊していたが、30日に荷物の積み下ろしに便利なHバース(ノースドックの先端)に移動した。大型クレーン車がつき、トラックも数台が船体の横に待機していた。どうも、これまでのコリーショウエストの停泊風景とは違う様子だ。
契約切れで、軍の備品などを運び出しているようにも見える。

ゴールデンベアは8月9日朝の出港予定だ。しかし、コリーショウエストの予定は明らかになっていない。コリーショウエストが今度ノースドックを出港するときは、海軍との契約が終了するときかもしれない。

(RIMPEACE編集部)


ノースドックの先端に移動したコリーショウエストと、クレーン車などの作業用車両(8.2撮影)


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