横浜ノースドックに沖縄海兵隊の砲・車両陸揚げ


9月10日12時前、榴弾砲・軍用車両を積んだ貨物船が横浜ノースドックに接岸


琉球海運(RKK)の「かりゆし」から、大型フォークリフトで引っ張り降ろされる榴弾砲


ノースドックに降ろされた軍用車両の群れ。右側に固まっているのは自走車両。左側が補助車両。


東富士演習場への移動のため整列する、榴弾砲を載せた大型トレーラー

SACO合意のあと、北富士、東富士、矢臼別、王城寺原、日出生台で分散されて行われている、沖縄の県道104号線越え実弾射撃演習。今回は東富士演習場で9月17日〜31日の間行われる。

この演習に使用される榴弾砲、軍用車両が那覇軍港から積み出され、9月10日に横浜ノースドックに陸揚げされた。防衛施設庁の発表によれば、第12海兵連隊第3大隊の約380人が訓練を実施し、車両は約90両、砲数は12門とのことだ。

訓練参加兵士の数、車両、砲とも、直前の矢臼別での訓練時より大幅に増えている。琉球海運の「かりゆし」で運ばれてきた車両は、実際には自走車両だけで約100両、それに加えて補助車両が50台以上ある。はじめてこの演習のためにノースドックが使われたのは97年6月だったが、そのときの訓練参加兵士は百数十人、車両も30両足らずだった。なし崩し的に、訓練の規模が拡大してきている。

13時半頃全ての積み下ろしを終えた「かりゆし」は、14時15分頃離岸した。その1時間後には、榴弾砲を積んだ大型トレーラーや運ばれてきた軍用車両が、東富士演習場に向けて出発するため、整列をはじめた。

(RIMPEACE編集部)


2004-9-10|HOME