ノースドックに備蓄用の陸軍大型舟艇搬入




横浜港に入港した大型の台船。三隻のLCU(大型揚陸艇)が載っている。(04.9.23 撮影)

米軍は、港湾機能がない場所でも、物資の陸揚げを行えるように備えている。横浜ノースドックに2002年8月から開始された、揚陸艇、タグボート、浮き桟橋などの陸軍ポート・オープニング・セットの備蓄用の搬入は、9月23日の3隻の大型揚陸艇で一段落した。

外洋での曳航が可能な大型タグ2隻が、一端運び込まれながらイギリス・ヒースの米陸軍基地に戻された以外は、当初の予定された隻数の舟艇がそろった。

今回搬入された3隻を含めて、ノースドックに備蓄されているのは、大型揚陸艇10隻、中型揚陸艇9隻、平型のタグ5隻、港内タグ4隻、燃料バージ1隻、クレーンバージ1隻の計30隻。これに、コンテナ状の浮き桟橋セットが加わっている。

9月23日に搬入された大型揚陸艇3隻は、24日以降に台船から降ろされて、備蓄用に浚渫された裏側のバースに移され、既に搬入されていた7隻のLCUと合流する。

(RIMPEACE編集部)


横浜ノースドックに接岸した、3隻のLCUを積んだ台船。右は台船を曳航してきた航洋タグのコメット


横浜ノースドックの埠頭を挟んで、既搬入のLCU(右)と、新規に搬入された台船上のLCU が並ぶ。
台船の後ろの大型船は、戦闘補給艦コンコルド

2004-9-23|HOME