コリーショウエスト、各地に出没


横浜ノースドックに並ぶ調査船コリーショウエスト(左)とデニータイド(右)(10月28日撮影)

8月半ばに横浜ノースドックを出て、ひょっとしたら米海軍MSCとの契約が解除になったのではないか、と考えられていた海洋調査船こりー・ショウエストが、再び在日米軍基地に姿を見せている。

10月13日には沖縄・ホワイトビーチにいるのが確認された。同18日〜23日までは佐世保基地に入港していた。そして、横浜ノースドックに居るのが、10月26日に確認されている。

コリー・ショウエストは、「くじら殺し」の新型低周波アクティブソナー(LFA)のプロトタイプの実験艦だった。最新の音響測定艦インペッカブルが就役すれば、LFAは引き継がれてコリー・ショウエストの契約は終了するということだった。

インペッカブルは横浜などに何度も姿を見せ(見せすぎる、という話しもある)LFAは引き継がれたと見たほうがいいだろう。それでもなお、コリー・ショウエストが各地に出没するのはなぜだろう。
新しい任務についたのか、それともLFAの引継ぎが予定通りに進んでいないのか。インペッカブルの寄港パターンとともに、コリー・ショウエストの動きにはまだ注意が必要だ。

コリー・ショウエストと並んでノースドックに停泊しているデニータイドは、小型の海洋調査船だ。2000年に横須賀に三回寄港したあと、横浜ノースドックに01年から02年にかけて何度か入港している。今回は2年5ヶ月ぶりのノースドック入港だ。

(RIMPEACE編集部)


佐世保基地に停泊するコリー・ショウエスト(04.10.19 撮影)


'2004-10-28|HOME|