ノースドックの陸軍舟艇、点検補修のサイクルに


中型揚陸艇(LCM)9隻が陸上保管されているサイトで、一隻のLCMの周囲に足場が組まれる(04.11.8 撮影)


LCMの横に並ぶ4隻の小型タグにも、作業員がとりついている(04.11.5 撮影)

2002年8月からノースドックへの搬入が始まった陸軍開港セット(揚陸艇,タグ、浮き桟橋など)が、点検・補修の時期に入った。「陸軍資材軍の舟艇備蓄基地へのバス・サービス」の期限が終了した10月末日以降、中型揚陸艇(LCM)や小型タグに作業員がとりつき、修理が始まっている。陸軍資材軍のチェックの結果、必要なメンテナンスが指示されたのだろう。

全ての浮き桟橋セット(MCS)が平積みにされ、保管面積が広がった。新しく出来た大型テントの前にまで広がっている。
10月28日には、東京都の廃油回収船「えど」が大型揚陸艇(LCU)に横付けされていた。10月末までに、エンジンなどの稼動検査を行い、そのあと潤滑油などを交換して長期保管に備えるものと推定される。

ノースドックの陸軍開港キットは、単に野ざらしになっているのではなく、検査とメンテを繰り返して、いつでも戦場に送られるように準備されている。

(RIMPEACE編集部)


浮き桟橋セットも2つがさねにされて、保管面積が広がっている(04.11.2 撮影)


LCUに横付けされた東京都の廃油回収船「えど」(04.10.28 撮影)
(注)「えど」の船名特定について、読者から多大なご教示をいただいた。


陸軍上陸用舟艇セットは、ノースドックのあちこちで保管されている。今回写真で示したのは赤く囲った部分

'2004-11-10|HOME|