横浜ノースドックにLCUが10隻揃った



横須賀で見つけたLCU2020、大黒運河に居たLCU2009がノースドックのJ,K,Lバースに並ぶ(2005.1.28 撮影)

横須賀の住友造船で見かけた大型上陸艇(LCU)2020に続いて、大黒運河に面する民間工場で修理されていたLCU2009も、横浜ノースドックに戻っていた。

1月25日にノースドックを出港したオブザベーション・アイランドの巨体の陰でわからなかったが、28日に港内遊覧船に乗って調べたところ、10隻のLCUがノースドックの「裏側」のバースJ,K,Lに整列していた。

ディエゴガルシアで洋上保管していた陸軍上陸用舟艇と浮き桟橋セットを、横浜ノースドックに移す計画が始まったとき、LCUは全部で10隻がノースドックで保管されるはずだった。04年9月23日のLCU3隻の搬入で全部揃ったと思ったが、以前からいた7隻のうちの2隻が姿を消していた。東京湾内の民間会社に修理を外注していることがその後判明し、今回やっと当初から予定されていた保管場所に、10隻がそろった。

今後も陸軍上陸用舟艇の点検サイクルの中で、また別のLCUが民間会社に運ばれて修理点検を受けるのだろう。外注によるコスト削減は陸軍の装備の保守点検にまで及んでいる。
陸上に保管されている中型揚陸艇(LCM)は、まだ一隻がシートに覆われて修理中だ。

(RIMPEACE編集部)


2隻が民間工場修理から戻り、LCU10隻が揃ったノースドック(2005.1.28 撮影)


この日、「表側」の埠頭には潜水艦探知用の船が2隻停泊していた(2005.1.28 撮影)


'2005-1-29|HOME|