陸軍上陸用舟艇、横浜港でさかんに試運転
移動により隙間が目立つ陸軍舟艇の保管場所。手前の水面では港内タグ(ST)が試運転中
みなとみらい地区に面した水面を走る中型揚陸艇(LCM)
横浜ノースドックに陸上保管されている陸軍舟艇のうち、4隻が点検と試運転のためにノースドック付近の水面を走りまわっている。港内タグ(ST)2隻と中型揚陸艇(LCM)2隻だ。迷彩服の兵士の姿も見える。
6月17日に大型のクレーンバージを使って水面に下ろされ、民間のタグで移動されたものだ。移動先は、ノースドックのJ,K,Lバースで、ここで燃料を入れて試運転を始めたということだ。
近くの修理工場にドック入りしていた大型揚陸艇(LCU2007)も、22日までにノースドックに戻ってきて、もとのJバースに繋がれている。3隻のLCUの修理が終わった後、LCMやSTの点検が始まったのだ。
陸上保管されている舟艇は、全部で19隻。これが交代で試運転のためにノースドック近くの海面を走りまわることになる。米軍への提供水面が増えるというのではないのだろうが、港内での試運転が繰り返されれば、実質的な基地機能の拡大につながりかねない。
(RIMPEACE編集部)(写真はすべて6月27日撮影)
昼の休憩のためか、12時過ぎに「裏側」のバースに戻るLCM。
試運転の後、J,K,Lバースに繋がれているLCU(大型揚陸艇)に接舷するST
'2005-6-28|HOME|