音響測定艦ビクトリアス、横浜ノースドック入港


横浜ノースドックBバースに入港したビクトリアス


入港したビクトリアスの周囲にオイルフェンスが張られる(05.8.5 撮影)

8月5日午前、音響測定艦ビクトリアスが横浜ノースドックに入港した。2ヵ月前の5月に延べ1週間超、ノースドックにいたが、それ以来の寄港だ。

ビクトリアスは、2001年3月から3年以上ノースドックに現れなかったが、2004年6月以降の半年で、ノースドックや佐世保、ホワイトビーチに合計7回寄港、また半年置いて05年5月に寄港と、「メリハリの利いた」寄港をする船だ。

米海軍の双胴タイプの新しい音響測定艦は、ビクトリアス、エフェクティブ、ロイヤル、インペッカブルの4隻だ。インペッカブルとロイヤルは、7月下旬までノースドックに居て、その後横須賀経由で外洋に出た。そのうちロイヤルは、8月2日にホワイトビーチで目撃されている。
また、エフェクティブは04年10月から05年3月初めまで、繰り返し寄港している。

最新の音響測定艦が、全部日本近海を作業海域としていると見ていいだろう。とくにこれらの音響測定艦の台風避難の動きを見れば、台風の予想針路にあたる沖縄近海から東シナ海で活動している可能性が大きい。中国海軍の潜水艦の動きを探知するためだろう。

交代で横浜ノースドックに現れる新型の音響測定艦の動きからも、米海軍の中国海軍けん制の狙いが見えてくる。

(RIMPEACE編集部)



保管中のLCUにも動きがあった。15番が引き出され、その内側に繋がれていた34番が移動の準備中だった(05.8.5 撮影)


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