横浜ノースドック、6隻入港中

9月2日までは、「くじら殺し」のコリー・ショウエストしか居なかった横浜ノースドックに、3日から4日にかけて入港が相次いだ。4日夕方の時点で、6隻が入港している。

6隻入港というのも「新記録」だが、白い海洋調査船がノースドックに入るのは何年ぶりだろうか。これまで、グレイの音響測定艦はノースドック、白い調査船は佐世保という「棲み分け」が存在していた。佐世保に稀に音響測定艦が入港することはあっても、横浜に白い海洋調査船が来ることはまずなかった。

デニータイドを含めた調査船が入港してきたのは、台風14号のうねりで仕事にならないためだろう。これに定係港の那覇が台風の進路に当たりそうだったウェストパック・エクスプレスを含めた4隻が、いわゆる台風避難だろう。タンカーのチペカヌーは、空母の出港前後に横須賀に入ることが多い。横須賀が満杯状態(空母、原潜、巡洋艦2隻、駆逐艦5隻、フリゲイト2隻、掃海艦)のために、横浜に回ったのではないか。横須賀基地の運用にノースドックが組み込まれ、米軍にとってばらばらの基地よりも使いやすい基地となっている。


2日前まではこの船1隻だけだった。海洋調査船コリー・ショウエスト


岩国経由で入港したウェストパック・エクスプレス。船腹の大きな文字が消されている


小型海洋調査船デニー・タイド。忘れたころにノースドックにやって来る。


海洋調査船ボーディッチ。8月30日に佐世保を出港したばかりだ


チペカヌー(タンカー)。8月25日に佐世保を出港した。


海洋調査船ブルースC.ヘーゼン。8月前半は佐世保にいた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて、9月4日撮影)


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