クリスマス前の横浜ノースドック

備蓄中の陸軍舟艇と海軍艦船の動き


中型揚陸艇(LCM)3隻が戻って、9隻のLCMが並ぶノースドック。左端は燃料輸送バージ、
右端の2隻は港内タグ(ST)。その右に修理中のST2隻の備蓄スペースがある(12月23日 撮影)


横須賀・追浜造船所(旧称)でドック入りしているクレーンバージ(12月23日 撮影)

クリスマス休暇直前の横浜ノースドックで、備蓄されている陸軍上陸用舟艇の修理の動きが進んでいる。また、音響測定艦が40日ぶりに姿をあらわした。

陸軍上陸用舟艇のうち、LCM3隻、港内タグ(ST)2隻、クレーンバージ1隻がノースドックからはなれて、外部のドックなどに入っている。そのうちのLCMが修理を終わってノースドックに戻ってきた。修理を担当したのは、以前にLCUの修理を引き受けた横浜工作所だ。

港内タグの行き先は不明だが、最大の舟艇であるクレーンバージは、横須賀の住友追浜造船所のドックに入っている。回りに足場が組まれて修理中で、年内のノースドック帰還は無理のようだ。

空荷でノースドックに寄港していたMSCチャーターのタンカー・モントークが出港し、代わりに音響測定艦エフェクティブが入港している。
モントークは横須賀基地の燃料積みこみ用の桟橋に停泊中だ。クリスマス休暇入りで、この桟橋での燃料の積みこみ・積み下ろしが休みになったために、横浜から移動してしばらく滞在するのではないか。
エフェクティブのノースドック入港は、11月12日に出港して以来だ。その間、ノースドックには音響測定艦は入港していない。なお、音響測定艦インペッカブルが23日現在那覇軍港に停泊中だ。日本近海で11月から12月にかけて活動している音響測定艦は、少なくとも2隻は居るということだ。

(RIMPEACE編集部)

[訂正]23日に那覇軍港に停泊中の音響測定艦は、ビクトリアスでした。訂正します。


音響測定艦エフェクティブが入港。(12月23日 撮影)


ノースドックに寄港していた中型タンカー・モントークは、横須賀基地・吾妻島のバースに移った。(12月23日 撮影)

'2005-12-23|HOME|