ミサイル実験監視艦オブザベーション・アイランド

今度は横須賀から横浜ノースドックに入る


横須賀から入港したばかりのオブザベーション・アイランド。パラボラ・アンテナは後向きになっている(12月27日午前 撮影)


横浜ノースドックに停泊中のオブザベーション・アイランドと音響測定艦エフェクティブ(12月27日午後 撮影)

ミサイル実験監視艦オブザベーション・アイランドが横浜ノースドックに入港した。9月中旬に8日間入港して以来だが、12月6日から9日まで珍しく横須賀に居た。
このとき、直接吾妻島の埠頭に接岸して燃料を補給していたが、今回も、12月26日に横須賀の同じ桟橋に停泊して、同日夕刻横浜港に入ってきた。

横須賀の常駐艦11隻は、クリスマスの電飾をつけて、全艦が12月20日から動いていない。もちろん、日本海北部のミサイル・ディフェンス・ステーションに、横須賀のイージス駆逐艦は詰めていない。
さらにオブザベーション・アイランドまで戻ってきて、昨年9月末から始まったことになっている第7艦隊の艦船によるミサイル監視は、どうなっているのだろうか。
もっとマジメにやれ、と言っているのではない。鳴り物入りで始まったMD計画だが、実際には四六時中艦船を貼りつける状況にないことを、米軍艦船の動きが示している、といいたいのだ。

オブザベーション・アイランドは27日午後には、パラボラ・アンテナの向きを90度変えて、クレーンで荷物の積み下ろしを始めた。05年1月の寄港実績から考えると、ノースドックに数週間滞在する可能性がある。

(RIMPEACE編集部)


イージス艦など常駐艦が全て停泊中の横須賀基地(12月27日 撮影)


オブザベーションアイランドが前日までいた吾妻島の桟橋には、また中型タンカー・モントークがいる(12月27日 撮影)

'2005-12-27|HOME|