浦賀水道を北上する音響測定艦ロイヤル(1月10日 撮影)
横浜ノースドック、音響測定艦が入れ替わる
横浜ノースドックに、10日昼過ぎに音響測定艦ロイヤルが入港した。昨年から滞在していた同エフェクティブは、交代するように姿を消していた。ノースドックに音響測定艦が2隻在港する状態は続いている。
ロイヤルは昨年11月5日にノースドックを出港、その後我々の監視の網にはかからなかったが、今回2カ月ぶりの入港だ。音響測定艦は、インペッカブルが在港中で、エフェクティブが交代で出港、残るビクトリアスと、新型LFAソナーを装備する「くじら殺し」のコリー・ショウエストは、12月下旬に那覇軍港に一時寄港している。
これらの艦船を指揮する米海軍のMSC(軍事海上輸送軍)のページによれば、音響測定艦4隻とコリー・ショウエストは "Ocean Surveillance Ships"として、5隻で独立したグループを構成している。
要するに、潜水艦の居場所をつきとめるのが任務のグループだが、このグループ全体が日本近海に相変わらず展開しているのだ。
10日の横浜ノースドックには、高速輸送船ウェストパック・エクスプレスの入港待ちで、海兵隊の車両が待機していた。キャンプ富士の訓練で使用したものだろう。
ウェストパック・エクスプレスは1月8日まで那覇軍港にいた。9日にはホワイトビーチにショートステイしたあと、横浜港に向かった。予定では、11日早朝にノースドックを出港して、沖縄・レッドビーチに向かう。
(RIMPEACE編集部)
'2006-1-10|HOME|