ノースドックの大型作業バージ、横須賀へ


横須賀基地のドライドック4の前に、ホテルシップなどと連なる大型バージYR−95(06.3.31 撮影)


3月29日にノースドックのCバースにいたYR−95。大型クレーンの作業が出港準備だったのか(06.3.29 撮影)

昨年9月5日に入港して以来ずっと横浜ノースドックに停泊していた大型作業バージYR−95が横須賀に移動した。

台風14号の針路予測が佐世保から韓国だったため、佐世保方面からノースドックに大挙して避難してきたときの1隻だ。このときは史上初(?)の全バースがふさがる事態となったことも、記憶に新しい。
引っ張ってきたオーシャンタグはさっさと米西海岸に戻っていき、バージだけが置き去りにされた。

台風シーズンが終わっても移動する気配はなく、Cバースに居続けた。このCバースとDバースには20年ほど前、RRF所属の中型タンカー2隻が何年も居座っていた。
YR−95もノースドックで備蓄されることになるのか、とも考えていたが、入港後6ヵ月以上経ってから動き出した。
ただ、今回横須賀に移動したのは検査・修理のためで再びノースドックに戻ってくる、という可能性もある。しばらくこの大型作業バージの動きを見てみなければ、備蓄の継続か否かはわからない。

(RIMPEACE編集部)

(注)自力では動けない支援船(Non-Self-Propelled Service Craft)のうち、YRは"Floating workshops" を示す記号だ


昔々、ノースドックに停泊していたタンカー。奥がチャタフーチー、手前がアラトナ(87.12.30 撮影)
今は広島県沼隈郡沼隈町常石の常石造船所の岸壁にいる。即応予備軍(RRF)の所属だ。


'2006-3-31|HOME|