現在米海軍で最新型の低周波アクティブソナーを搭載している音響測定艦は2隻だけだ。この2隻が揃って横浜ノースドックに停泊している。
今回2隻が揃ったのは、インペッカブルの出港が遅れたためだろう。インペッカブルは5月3日に入港、パッシブソナーのケーブルの巻き取りも終わったはずなのに、未だに停泊中だ。その隣のエフェクティブに至っては、3月21日の入港以来短い出港期間を挟んで2ヵ月も在港している。
5月12日にはずされたエフェクティブの衛星通信用のアンテナは、15日には元に戻っていた(レドームが元の位置に取り付けられている)。それでも1週間動かないのは、何か別の原因があるのだろうか。
台風1号が沖縄周辺の海を大荒れの状態にして通りすぎた。「台風に弱い」音響測定艦たちが、待機のためにノースドックに在港する日数が多くなるかもしれない。
(RIMPEACE編集部)