コリー・ショウエスト、横浜入港。ソナーのメンテも
入港中のコリー・ショウエストと「糸巻き」を積みこみ作業中のバージ
トレーラーに積まれた「糸巻き」をクレーンで吊り上げてバージに積む
コロを手前におく。この後バージを90度回せば巻き取り態勢完了。(06.6.30 撮影)
6月30日、横浜ノースドックに入港していた音響測定艦コリー・ショウエストの後方で、ソナーを巻き取る準備作業が行われていた。
別の場所に転がしてある灰色の大型の糸巻き様の器具を、トレーラーでバースまで運んできた。そしてクレーンで吊り上げて、接岸して待機中のバージに積み込んだ。
音響測定艦のパッシブ・ソナーはワイヤ状の形態になっている。このワイヤを巻きとって異常がないかどうかの検査をするのが、音響測定艦が入港中のメンテナンスの一つだ。
こんな「大糸巻き」を常備しているのも、横浜ノースドックが音響測定艦の実質的な母港となっていることを示すものだ。
コリー・ショウエストは5月18日にノースドックに入港後3週間以上滞在して、6月10日ころ出港したばかりだ。早すぎる帰港の理由は、トラブルが起きたのか、パッシブソナーの試験をしていたか、何か重大なデータをつかんだかのどれかだろう。
ソナーをチェックしたあと、すぐに出港するかどうかで、早すぎる帰港の理由がある程度絞りこめるのではないか。
(RIMPEACE編集部)
音響測定艦の艦尾のローラーにまかれているパッシブソナーを「糸巻き」に巻き取る
茶色のワイアー状のパッシブソナー。海中では一定の深さに水平に流す。(06.6.7 撮影)
'2006-7-1|HOME|