今度は色違い、音響測定艦4隻、横浜に集結


左からロイヤル、ビクトリアス、コリー・ショウエスト、エフェクティブ


5ヶ月ぶりにノースドックに姿を見せたロイヤル(06.10.11 撮影)

10月11日の横浜ノースドックには音響測定艦4隻が並んでいた。06年1月に4隻揃ったときは、全部がグレーのT−AGOSだった。今回は、オレンジ色が目立つコリー・ショウエストと、ビクトリアス級が3隻だ。

8月半ばに同時に寄港したコリー・ショウエストとエフェクティブは、片方がドック入り、もう一方がその後一ヵ月足らずの航海でノースドックに戻ってきて、9月末以来2隻並んで停泊していた。
ビクトリアスは9月21日に寄港、短い出港の後、また戻ってきている。そこにロイヤルが10月11日に姿を現し、音響測定艦4隻の同時寄港となった。

何故かコリー・ショウエストとエフェクティブはほぼ同時にノースドックに停泊していることが多いが、逆にコリーとロイヤルはあまり同時に寄港したことがない。洋上パトロールのシフトのせいだろうか。
今寄港中の3隻のビクトリアス級AGOSは、08年度(米会計年度)から順番に簡易型低周波アクティブ(CLFA)ソナーを装備する計画だ。そして最初にビクトリアスが装備を完了した08年度末でコリー・ショウエストは退役することになっている。

5隻の音響測定艦のうち4隻がノースドックに寄港中ということは、インペッカブル一隻がパトロールに出ているかどうか、ということだ。
天候のせいなのか、装備の点検やドック入りの周期がたまたま重なっただけなのか、それとも別の理由があるのだろうか。今のところ、それは不明だ。

(RIMPEACE編集部)

[メモ]
この4月まで、リムピースのページではコリー・ショウエストは海洋調査船と分類していた。MSCが5隻の"Ocean Sarveillance Ships" として、4隻のT−AGOSとコリー・ショウエストをまとめているので、当ページも5月からコリー・ショウエストを音響測定艦と分類しなおした。
それ以前の時期も通して、5隻のうち4隻が集合したのは、今年の1月と今回以外はない。


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