新たな陸軍舟艇、ノースドックに運びこまれる


米軍チャーターの車両運搬船グリーンデールからトレーラーで下ろされる陸軍舟艇の浮き桟橋セット


陸軍上陸用舟艇のLCUが係留されているバース近くにMCSのコンポーネントが積み上げられた(06.12.22 撮影)

12月22日朝、横浜ノースドックに入港した米軍チャーターの車両運搬船グリーンデールから、浮き桟橋セットが埠頭に下ろされた。グリーンデールは西海岸のポート・ヒューニーメから来た。この浮き桟橋セットは陸軍上陸用舟艇の一部であり、米本国からノースドックでの備蓄用に運ばれて来たものだ。

浮き桟橋セットは、港湾施設以外のところに装備を船から揚陸するときに使われる。海上でのプラットホームになり、この上に装備を載せてタグが引っ張って、ビーチに接岸する。いかだを組み立てて物を運ぶのと同じ理屈だ。

陸軍上陸用舟艇は、02年から04年にかけて何回かに分けて、ノースドックに運びこまれて備蓄されている。このとき、浮き桟橋セットも200近い数が運びこまれた。今回搬入されたのは10個から20個と見られる。数は少ないとはいえ、04年以降初めての陸軍上陸用舟艇のまとまった搬入だ。
ノースドックにさらに陸軍上陸用舟艇が運びこまれ備蓄される可能性がある。

(RIMPEACE編集部)


グリーンデールが入港した横浜ノースドック。音響測定艦とタンカーも停泊中だ(06.12.22 撮影)


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