年末搬入の陸軍物資、ノースドックで備蓄態勢に


ローダーで一つずつ運ばれるコンテナ。手前の船は戦闘補給艦サンノゼ。


浮き桟橋セットの備蓄場所の近くに今回の搬入物資が全部まとめられた。手前の赤いタンカーはモントーク(07.1.5 撮影)

12月22日に運ばれてきた陸軍上陸用キットの補充物資は、年明けの5日に備蓄場所への移動がほぼ完了した。

ノースドックの先端部分に最後まで積まれていた11個のコンテナなどが、ノースドックの中央部のMCS置場の近くに全部集約された。ノースドック内の移動は割にゆっくりとしたペースで進められた。今急いで戦場に持っていくというものではないからだ。

港湾施設が破壊されていたり元々無いところに、港を開いて艦船で運んできた戦車や物資を揚陸するためのキットが、この陸軍開港セット(揚陸艇,タグ、浮き桟橋など)だ。2002年8月から04年9月にかけてノースドックへされ、備蓄されている。途中、大型タグ2隻が在英米軍基地に戻るなどの動きはあったが、大掛かりな補充物資の搬入は今回が始めてだ。

再編の名目で統合強化をするのが慣わしの米軍のことだから、今回の追加搬入が、さらなるノースドックでの備蓄の拡大につながらないとも限らない。

(RIMPEACE編集部)


'2007-1-5|HOME|