陸自ホーク渡米実射訓練へ。ノースドックに機材並ぶ


横浜ノースドックに並んだ、ホークの発射台などの車両


ノースドックの先端に並んだのは、車両18台、陸自のコンテナ12個

 週明けの6月11日、横浜ノースドックの先端(Hバース)には、陸自ホーク部隊のミサイル発射台やコンテナが 並べられていた。昨年度の渡米実射訓練で使った資材がノースドックに戻ってきたのは3月下旬だったから、3ヶ月足らずで次の訓練の 資材を米国に送り出すことになる。

コンテナにはGSDFの文字。陸上自衛隊のコンテナだ。車両の所属部隊は、第4特科群(北海道)の315高射中隊・317高射中隊、 第8高射特科群(兵庫県)の332高射中隊。プレートに書かれた文字から、行き先は米国マクレガー・ミサイル・レンジ( ニューメキシコ州)であることがわかる。

マクレガー・ミサイル・レンジでは、毎年自衛隊のホーク部隊、パトリオット部隊が実射訓練を行っている。今回もその訓練で使う資材を 船便で送り出すための準備だ。 
実射訓練は、標的を狙って打ち落とすものだが、これまでミサイルは航空機に対するものだった。自衛隊への配備が始まった、ミサイル 防衛用のパトリオットPAC3の実射訓練は、そのうちに行われるのだろうか。高価なPAC3を撃つだけでなく、標的の弾道弾も飛ばさな ければ、実射訓練にはならない。とてつもなく費用がかかるのではないだろうか? 

(RIMPEACE編集部) (写真はすべて 07.6.11 撮影)


ベニヤ板製のプレートには、行き先、積出港などが書かれている。 


'2007-6-12|HOME|