音響測定艦インペッカブル、横浜ND入港
つばさ橋をバックに横浜ノースドックに近づく音響測定艦インペッカブル(T-AGOS 23)
左舷接岸のために、タグ2隻の力を借りて回頭するインペッカブル
パッシブソナーのケーブルを巻き取る装置を積んだトレーラーがウロウロしていた(07.10.19 撮影)
10月18日に佐世保を出港した音響測定艦インペッカブルが、19日昼前に横浜ノースドックに入港した。7月28日に
ノースドックを出港してから12週間ぶり、というのは音響測定艦のノースドック寄港パターンとしては、通常のものだ。
通常でなかったのは、ノースドック帰港の前の佐世保長期寄港だ。9月24日から27日まで沖縄・ホワイトビーチに寄港していた
インペッカブルは、1週間もしないで佐世保に入港した。
佐世保に音響測定艦が入港するのは年に一度か二度という「珍事」だ。それが佐世保に2週間以上停泊したのは、何かトラブルがあった
のではないだろうか。
インペッカブルは横浜ノースドックに入港したあと、エフェクティブと同様に横須賀のSRFの修理を受けることも十分考えられる。対潜作戦の
重要性が増して酷使を重ねられてきた音響測定艦に、さまざまな「疲労」が現れる時期なのだろう。
退役していた音響測定艦エイブルを現役にもどすのには、疲労の蓄積を隻数を増やすことでなんとかカバーしたいという思いが
含まれているのだろう。
(RIMPEACE編集部)
佐世保基地赤崎岸壁に入港したインペッカブル。音響測定艦の佐世保寄港は珍しい(07.10.3 撮影)
'2007-10-19|HOME|