またLCUが追浜のドックに




追浜・住友ドックの前の岸壁につながれている米陸軍LCU(2035) (07.11.1 撮影)

すごいペースで、ノースドック保管の大型揚陸艇が民間ドックに回されている。11月初めに追浜・住友のドック前につながれていた 陸軍舟艇はLCU2035だ。すでに住友のドライドックに2隻のLCUが入っているので、3隻が結集したことになる。

鶴見大橋際の横浜工作所にはドック入りと明けを控えた2隻がいる。10隻のLCUのうち、今横浜ノースドックにいるのは半分の 5隻となった。

2002年8月、9月、04年9月の3回に分けて、備蓄のためにノースドックに搬入されたLCUは10隻だ。そのうち、06年までに 民間のドックに出されて検査・修理を受けたのは4隻だった。07年夏以降、5隻が相次いで民間のドックに入った。3年に一度の 大規模な検査というインターバルが無視されてきたのが、ここに来て駆け込み的にドック入りしている。米会計年度が替わり、陸軍の 備蓄舟艇にも予算が回ってきたのか、監査が入ることを予想してのことか。

陸軍上陸用舟艇が横浜に搬入されて以来、まだドック入りの順番が回ってこないのは、LCU2034番だけだ。02年8月の第一陣で搬入 されたこのLCUも、今回の一連の動きから見て、近く民間ドックに移るのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


'2007-11-2|HOME|