測量艦が横浜ノースドックに寄港


横浜ノースドックに2年ぶりに寄港した測量艦ボーディッチ(07.12.24 撮影)

測量艦(海洋調査艦)ボーディッチが横浜ノースドックに寄港した。ボーディッチの寄港は05年9月に沖縄から九州方面に進んだ台風避難 で入港して以来だ。
このときは、ノースドックのバースが満杯になる珍事が起き、測量艦ブルースCヘーゼンも寄港した。
それ以前の「白い測量艦」の寄港はさらに3年半さかのぼる。02年2月のサムナー寄港以来のことだ。

横浜ノースドックに「白い測量艦」がほとんど来ないのと同様、佐世保基地には「グレーの音響測定艦」は年間1回程度しか来ない。 そのかわり測量艦は佐世保にしょっちゅう寄港している。
白とグレーの情報収集艦が、佐世保と横浜を住み分けていると言えるくらいだ。

佐世保や沖縄に寄港する余地が無い場合しかノースドックに測量艦が来ないとすると、佐世保や那覇軍港の岸壁が予定も含めて一杯になって いる可能性もある。

ノースドックから沖縄近海に展開している音響測定艦が最近、那覇軍港に何度も寄港していることが、その一因かもしれない。

備蓄の陸軍舟艇メンテの動き、まだ収まらず

メンテなどの理由で、備蓄中の陸軍上陸用舟艇セットの一部がノースドックの外に運ばれる動きが止まらない。12月17日には横積み平タグ は1隻残っていたが、1週間後には全部なくなっていた。
港内タグ(ST)も、4隻備蓄中だが1隻外に出た。大型揚陸艇(LCU)もバースの変更が行われていて、まだ出入りが予想される。

ノースドックの外にだすメンテナンスは、陸軍上陸用舟艇セットがノースドックに搬入され始めた02年8月以降、ぼちぼちとしか 行われてこなかった。新会計年度が始まった10月以降、後回しにされていた修理が、ハイペースで進められている。

(RIMPEACE編集部)


SLWTが5隻全部いなくなり、港内タグも1隻外に出たノースドック(07.12.21 撮影)


'2007-12-24|HOME|