インペッカブル、横浜NDに戻る
横浜ノースドックのEバースに停泊する音響測定艦インペッカブル
インペッカブルの艦尾から、ケーブル状のパッシブソナーを巻き込む作業(08.2.4 撮影)
2月3日に、横浜ノースドックのEバースに音響測定艦インペッカブルが入港した。昨年11月12日にノースドックを出港して
以来、3回那覇軍港に2日から3日間の短期寄港を行っている船だ。ノースドックに戻ってくる10日前にも那覇軍港に停泊していた。
インペッカブルは音響測定艦の中でも2隻だけのLFA(低周波アクティブ)ソナー装備艦だ。海洋哺乳類保護のため、このLFAソナー
の使用について審査する機関に提出された米海軍の環境評価書によれば、使用海域の大部分は琉球弧から台湾を結ぶ線の東側となっている。
今回の約80日の航海の大部分が沖縄南東海域の哨戒であり、その合間に沖縄本島の港に寄港していたと見られる。
帰港の翌日の2月4日、インペッカブルの艦尾近くに小さなバージが浮かべられて、ケーブル巻取り用の大型リールと、ケーブル保護の
ための円柱がセットされた。航海の間、連続して海中で曳航されていたと見られる、ケーブル状のパッシブソナーが、船体からリールへと
巻き取られていた。
ノースドックの陸上施設で点検されて、またインペッカブルが哨戒海域に出かける前に、同艦にセットされる。
(RIMPEACE編集部)
2日前には、巻き取り装置が入港予定の埠頭まで運ばれた(08.2.1 撮影)
'2008-2-5|HOME|