ノースドックに陸揚げされた海軍変電設備


2500KVAの変電設備、などの表記がある。高圧危険のステッカーも


前日陸揚げされた変電施設関連の装備は、そのまま埠頭に置かれていた(08.2.18 撮影)

17日に自動車運搬船リオ・ネバドが横浜ノースドックに運び込んだのは、米海軍基地にすえつける変電装置やその部品だった。

2月第3月曜日が連邦政府の休日(ジョージ・ワシントン誕生日にちなむ)で、作業も無いということなのか、18日には陸揚げされた物資、 設備などは、降ろしたときのままの状態で並んでいた。
グレーのボックスに、NAVFACと略されるNAVAL FACILITIES ENGINEERING COMMAND, MOBILE UTILITIES SUPPORT EQUIPMENT(MUSE), 2500 KVA SUB・STATION などの文字が並んでいる。2,500キロワットの変電設備が本国から送られてきた、ということだ。

NAVFACのページには、MUSEの装備の中には1500kVAから5000kVAの変電設備があること、MUSEの任務のひとつに施設の 新築や改修時に設備面の支援を行うこと、などが記されている。
また、"NAVY.mil"には、2005年8月のハリケーン被害者救援のために、2500kVAの変電設備などを持ってMUSEが被災地に展開した、 という記事が載っている。

大規模な変遷設備を新たに必要とする、横浜近くの海軍基地といえば横須賀基地しかない。12号バースの奥に建設中の純水製造施設の 外装がほぼ完成し、そろそろ設備面の動きが出てくる時期だ。
19日にも横須賀からタグとバージがやってきて、ノースドックに降ろされた変電設備を横須賀基地に運ぶものと思われる。

(RIMPEACE編集部)


1月末には未完成だった、純水製造施設の屋根の工事が終了し、排気タワーが取り付けられた(08.2.18 撮影)


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