これは横浜港内での揚陸訓練だ


クレーンバージが訓練用のコンテナをノースドックの埠頭から吊り上げた


アームを回して、コンテナを停泊中のLCMの上に


LCMの船内にコンテナを下ろす


コンテナを積んでクレーンバージから離れるLCM


再びクレーンバージに横付けしたLCMからコンテナを吊り上げる

3日前の上陸用舟艇の動きは、試運転と見てもおかしくはなかった。しかし16日のクレーンバージと中型揚陸艇(LCM)の 連携した動きは、まさに港湾施設を使わずに物資を揚陸する訓練そのものだった。

クレーンで持ち上げられたコンテナが、海上で待機するLCMに積まれた。LCMはノードックの近傍をぐるっと回ってから 再びクレーンバージに近づいた。クレーンでLCMから吊り上げられたコンテナが、クレーンバージの上に降ろされ、フックを外した あともう一度フックをかけ、またLCMの中につり降ろし、LCMがクレーンバージから離れる。
この動きが繰り返された。

他のLCMや港内タグ、LCUも水面を走り回っていた。
これは、横浜港の水面を使用した米陸軍の初歩的な揚陸訓練だ。クレーンの動きを検査すると同時にコンテナの積み込み、積み下ろしを 繰り返して、兵士を鍛えていた。

港湾内での訓練実施を、米軍は横浜市港湾局には届けたのだろうか。このまま揚陸訓練を野放しに実施させていたら、そのうち みなとみらい地区の前の水面を、浮き桟橋セットが埋め尽くすことにもなりかねない。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 08.6.16 撮影)


3日前とは別の大型揚陸艇が、離岸・着岸を繰り返した


'2008-6-16|HOME|