横浜ノースドック備蓄の陸軍舟艇

中型揚陸艇、海面での走行テスト開始



ノースドック近くの水面を走り回るLCM(中型揚陸艇)


水面に降ろされたLCMが8隻、係留されている。空きスペースにLCMが9隻並んでいた

横浜ノースドックに備蓄されている米陸軍上陸用舟艇のうち、9隻いるLCM(中型揚陸艇)が陸上の保管場所から降ろされて裏のバース に停泊中だった。10月末からだ。単なる「水漏れ」のチェックではなく、11月7日から1隻ずつノースドック近くの水面でテスト走行 を始めた。

この6月に各種舟艇を使って行われた演習が行われた。このパシフィック・リーチ08演習でもLCMは中心になって使われていたが、今回 の動きは今のところ単純な往復航行で、試運転と見られる。備蓄舟艇を実走行させて、保管状態を確かめているのだろう。

舟艇を民間のドックに運び込む大掛かりな補修は1隻ごとにスケジュールが決まっている。今年の8月時点での予定は下表のとおり。
なお、この表からは、備蓄舟艇の「在籍数」も分かる。実際にノースドックにいる「現物」の数と比べると、5隻居るはずのWT(平タグ) は1隻しかいない。いずれ運び込まれるものと思って気にしてはいるのだが、SLWTが5隻から2隻に減った後も、代わりのWTは1隻 しか運び込まれていない。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.11.7 撮影)


ノースドックに備蓄中の陸軍舟艇のドック入りスケジュール


'2008-11-8|HOME|