横浜ノースドック備蓄の陸軍舟艇

大型揚陸艇、東京湾内でテスト走行


LNGタンカーと行き交う大型揚陸艇LCU2010。扇島を越えて北上した
ノースドックのLCU停泊地には8隻、先端のバースに1隻が残っていた。手前は音響測定艦 (08.11.13 撮影)

横浜ノースドックに備蓄されている米陸軍上陸用舟艇には、LCM(中型揚陸艇)9隻とLCU(大型揚陸艇)10隻が 含まれる。LCMの水上試験走行が終わった後、今度はLCUが1隻、試験走行を行った。

LCMはノースドックの近くしか走らなかったが、大型のLCUは走行範囲が広い。ノースドックを出てベイブリッジをくぐり東京湾に 出てから北に向かった。ランドマークタワーから見ていると、扇島を越えて東扇島方面に向かった。その先は確認しなかったが、東京湾 内を我が物顔で走る姿からは、そこのけそこのけ米軍が通る、という気配が感じられる。

12日までに試験走行を終えたLCMは、9隻のうち8隻がクレーンに吊り上げられて、陸上の保管場所に戻された。
LCUの試験走行も1日で終わったようで、翌14日には横2列縦5列になってノースドックのJ,K,Lバースに繋がれる態勢に 戻った。

(RIMPEACE編集部)


中型揚陸艇LCMは、大型クレーンで水面から陸上保管場所に引き上げられた(08.11.12 撮影)


'2008-11-15|HOME|