音響測定艦エイブル、横浜NDに戻る


横浜ノースドックのGバースに停泊する音響測定艦エイブル(T-AGOS 20)

コンパクト版低周波アクティブ(CLFA)ソナーを最初に装備した音響測定艦エイブルが、横浜ノースドックに戻ってきた。 11月24日現在、戦闘補給艦サンノゼ(T-AFS 7)と並んで停泊している。

現役復帰してCLFAソナーを取り付けたエイブルは、今年のRIMPAC演習に参加した後、9月23日に横浜ノースドックに初寄港した。 コリー・ショウエストの代わりの船だから、同じように横浜を準母港として運用されるはずだ。ただ、艦内の空調設備などをペルシャ湾 に展開しても耐えられるように補強するRFPが出ていたので、中東に準母港を設けて運用される可能性も考えられないことではない。

エイブルは10月4日にノースドックを出港し、その後11月10日から4日ほど那覇軍港に寄港している。そして日米合同演習ANNUALEXが終了 した後にノースドックに戻ってきた。
ノースドックを基点とする音響測定艦の任務航海としてはやや短い。ただ、CLFAソナーの機能を日米合同演習のなかで確かめていたと すれば、演習終了後に速やかに準母港に戻ってきて、結果の解析やソナーの手直しをするのが普通だ。

今回のエイブルの動きを見る限りでは、音響測定艦5隻を沖縄近海で哨戒させて、準母港は横浜ノースドック、という態勢に変わりはないと 思われる。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.11.24 撮影)


エイブルの左にいるのは戦闘補給艦サンノゼ。11月21日以来停泊中


'2008-11-24|HOME|