LFAソナー搭載艦2隻、横浜NDに並ぶ


左は3日に入港した音響測定艦インペッカブル、右は11月から停泊中のエイブル

12月3日昼、横浜ノースドックに音響測定艦インペッカブルが入港した。8月25日にノースドックを出港しているから、 およそ100日ぶりの寄港だ。
その間に、沖縄・那覇軍港に2度、短期間寄港しているので、主に沖縄周辺の海域にいたと推定される。

インペッカブルとコリー・ショウエストが低周波アクティブ(LFA)ソナーを装備していたが、コリーが「退役」して、装備艦は インペッカブル1隻になった。その隙を埋めるのが、やや小型のコンパクト低周波(CLFA)ソナーを搭載して現役にカムバックした 音響測定艦エイブルだ。(あと3隻の音響測定艦にも順次CLFAソナーが装備されることになっている)

インペッカブルとエイブルがノースドックで一緒になったのは初めてだ。2隻並んだ姿を見ると、エイブルがCLFAソナーを装備する ために船体を改造した結果、側面形がインペッカブルにやや似てきたことがわかる。
コンパクト型とはいえ、低周波発信装置が大きく、従来の船体には収まりきれず、甲板の中央部をかさ上げしてスペースを作ったと見ら れる。

4日から沖縄周辺海域で行われる日米合同対潜特別訓練に、米軍の音響測定艦1隻が参加すると発表されている。 2隻が3日に横浜に居るということは、今回の特別訓練には低周波ソナーを装備していない音響測定艦が参加する、ということを意味する。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.12.3 撮影)


グレーの軍艦がひしめくノースドック。左の大型艦は戦闘補給艦サンノゼ。大型揚陸艇は陸軍の備蓄舟艇


'2008-12-3|HOME|