4隻の平タグ、横浜NDで組みあがる


ノースドックのEバース付近で4隻の Warping Tug がほぼ組みあがった(09.4.6 撮影)
 

5隻分のWT(Warping Tug)のうち、組み立てが済んでなかった4隻分が、1ヶ月の間に次々と組み上げられた。横浜ノースドックに備蓄 されている陸軍上陸用舟艇のうち、最後まで隻数が揃わなかったWT(平タグ)が、4月9日以来の重機も動員した組立作業の結果、定数分 姿を現わした。

初めはSLWTという、荷も積める平タグ5隻が保管されていたのが、結局SLWT2隻とWT5隻に備蓄数が拡大された。
WTは海上でコンテナ形の箱を浮きいかだ等にくみ上げ、押していく。このWTが5隻揃ったことで、これまで陸上での点検だけだった コンテナ型のMCSを分解してノースドック前の海上に降ろし、いかだや桟橋をくみ上げる訓練が可能になった。
横浜港内が陸軍の訓練場に化けるかもしれないのだ。

組み立て前のWT4隻分の部品が置かれていた場所は、工事用のフェンスで囲われて、舗装工事か何かが始まる気配だ。

(RIMPEACE編集部)


完成型は左端の wt-11だけだが、残る3隻も土台などが組みあがり、尾部のA型バーの取り付けを待っている


WTの部品が置いてあったスペースはフェンスで囲われ、舗装工事が始まる様子だ(09.4.10 撮影)


2009-4-11|HOME|