横浜NDから重量物資材、陸送される



ノースドックの倉庫から出された資材。フォークリフト2台を使って右のコンテナに詰め込まれた
 

5月8日11時ころ、横浜ノースドックの埠頭先端付近の倉庫の裏から、2台のトレーラーが動き出した。大型コンテナを引いて、ノース ドックから出て行った。
同時刻、もう一台のトレーラーがコンテナを倉庫の海側の入り口付近につけていた。フォークリフトが倉庫の中から重そうな枠を重ねた ものを出してきて、2台のフォークリフトが連携して大型コンテナに押し込んだ。
もう一度同じ事が繰り返えされ、コンテナに金属の枠が2組押し込まれた。

ノースドックの倉庫には以前、相模補給廠から搬出されたハンビーが自走で入っていった。陸軍戦時備蓄の物資などが、一時的に保管 される倉庫のようだ。
今回、逆に運び出された金属の枠は、ベイリー・ブリッジという組み立て式橋梁の側面に似ているが、筋交いの入れ方が異なっている。 このベイリー・ブリッジは、APS−4(陸軍事前備蓄−4)の一環として相模補給廠に15セット保管されている、と9.11直後の 第35補給支援大隊の年次報告書に記載されている。

こんな重量物は橋梁セットの一部で、相模補給廠のセットの補充もしくは交換ではないか、と推定される。
韓国のキャンプ・キャロルと相模補給廠に分けて保管されているAPS−4のさまざまな軍事物資も、経年劣化とともに交換されたりする。 貨物船で横浜ノースドックに運び込まれた物資や、運びだされる物資で緊急性が少ないものは、相模補給廠での受け入れ態勢やノース ドックの倉庫の込み具合などで、適宜搬送されるようだ。

(RIMPEACE編集部)(写真は 09.5.8 撮影)


コンテナを曳いてノースドックを出るトレーラー2台


2009-5-10|HOME|