陸自ホーク実射訓練機材、横浜NDで船積み
米軍チャーターの貨物船がノースドックのHバースに着岸、陸自の機材を積み込み中
クレーンで積み込まれるコンテナ(左)とフォークリフト(09.6.9 撮影)
陸自のホークミサイル部隊が渡米して実射訓練を行うための機材が、6月9日に横浜ノースドックにやってきた米軍のチャーター貨物船
BBCオーストラリアに積み込まれた。
この機材は5月15日に陸自の車両約30両が、ノースドックに搬入したもので、ミサイル・ランチャーや補助車両は倉庫の裏手に野積
されていた。
8時半入港の貨物船に積み込む機材の移動が始まったのが10時半ころ、午後になって機材をバースから船にクレーンで吊り上げる作業
がスピードアップした。
積み込みは午後4時ころにはほぼ終了の見込みで、9日夜に貨物船BBCオーストラリアは呉に向けて出港する。
この貨物船の契約は、米軍がFBOで公募したチャーター便だ。ドライ・カーゴ運搬で横浜・広で荷物を積み込み、行き先は米カリフォル
ニア州コンコルド港となっている。
積荷はコンテナ、車両、弾薬となっていて、ノースドックで積み込んだ陸自の機材が前2項、広で積み込むのが弾薬と思われる。
ところで、陸自が訓練で渡米するのに使用する船便が、なぜ米軍がチャーターした船なんだろうという疑問が残る。
横浜ノースドックで積み込んだのは陸自の機材だけだった。普通に考えれば自衛隊がチャーター契約をするのが自然だ。費用負担に何か
裏の動きがあるのでは、と勘ぐりたくもなる。
(RIMPEACE編集部)
最後に地対空ミサイルのランチャーが積み込まれた(09.6.9 撮影)
ノースドックに5月15日に運び込まれていた陸自ホークのランチャーや補助車両(09.6.1 撮影)
2009-6-9|HOME|