陸軍上陸用船艇、ND岸壁を移動


水面に下ろしたWT4隻を埠頭上に戻して、また解体を始める(09.8.14 撮影)


WTを水面に下ろして、組立の最終段階(09.8.10 撮影)
 

横浜ノースドックに8月14日、国内米軍基地に燃料を運搬しているトランス・パシフィックが寄港するまで半月間、米軍関係の船舶の寄港がノースドックにはなかった。
トランス・パシフィックは船体が浮きあがった状態で入港した。横須賀で燃料を積み込むスケジュール調整のためにノースドックに寄港したとみられる。

音響測定艦も高速輸送艦も来ないバースを使って、ノースドックで備蓄中の陸軍上陸用船艇が検査のためか移動を繰り返していた。
もっともハデな動きを見せたのがWTだ。陸上で組み立てがほぼ終わったWT4隻を一旦水面に下ろし、自走させたあと、もう一度引き上げて解体しようとしている。
2回も組立・解体を繰り返すのは、その仕事に慣熟するための訓練、と見られてもおかしくない。

LCU(大型揚陸艇)やLT(大型タグ)、BD(クレーンバージ)が定位置を離れて別のバースに係留されたり、ST(小型タグ)がノースドックの埠頭の周りを検査 航行している。
浮桟橋セット(MCS)の並べ替えも進行中で、ノースドックは備蓄の船艇の一斉メンテナンスが進行中だ。

(RIMPEACE編集部)


大型タグがBバースに移動(09.8.14 撮影)


定位置からAバースに移動していたLCUのうちの1隻がクレーンバージに横付け(09.8.10 撮影)


半月ぶりの入港は小型タンカー、トランス・パシフィック。油槽は空に近い(09.8.14 撮影)
 


2009-8-15|HOME|