音響測定艦インペッカブル、8ヶ月ぶりに横浜入港


横浜ノースドックのFバースに停泊するインペッカブル


バージにリールを載せて、インペッカブルのケーブル状パッシブ・ソナーを巻き取る準備中
 

8月25日、音響測定艦インペッカブルが横浜ノースドックに寄港した。昨年12月に1ヶ月近くノースドックに在港し、 年末に出港して以来だから、実に8ヶ月ぶりの入港となる。

ノースドックを12月28日に出港したインペッカブルは、1月に佐世保と那覇軍港に短期間寄港し、2月には沖縄周辺海域で行われた 日米合同対潜特別訓練に参加した。
その後南シナ海に向かい、中国新型原潜のデータ集めをしていて中国の船から妨害工作を受け、3月下旬に佐世保基地に入港した。
4月に佐世保基地に20日以上在港して休養・補給を行った後出港、それ以降の約4ヶ月、われわれの監視の網にかかっていなかった。

音響測定艦はミッション継続可能期間が3ヶ月以内で、この間どこにも寄港していないとは考え辛い。沖縄の港に短期間寄港した可能 性はあるが、1週間程度の継続した寄港期間となると、在日米軍基地でとれたとは思えない。
哨戒海域が南シナ海ならフィリピンやシンガポール、黄海ならば韓国西海岸に、音響測定艦の支援を行いうる施設を米海軍が確保したので はないかと考えさせられる、インペッカブルのノースドック長期不在だった。

(RIMPEACE編集部) (09.8.26 撮影)


2009-8-27|HOME|