ND備蓄の陸軍小型タグ、検査走行始める


ノースドック付近の海面を走行する、2隻の港内タグ
 

8月7日に、ノースドック付近の海面を検査走行していたのは、陸軍上陸用舟艇の一部の港内タグ2隻(ST-902,ST-907) だった。この2隻は2ヶ月間バースに繋がれて水上保管されていた。
8月5日にこの2隻のSTに日の丸と星条旗が掲げられたのは、7日に海上走行するための準備だった。

横浜ノースドックに備蓄中の陸軍上陸用舟艇セットにはSTが4隻含まれている。この4隻が陸上保管から海上に移されたのが5月 なかばで、10日後には2隻が陸上に戻された。
残る2隻はバースに繋がれたままだったのが、7日に走行検査を始めた。

このところ、ノースドックでは陸軍上陸用舟艇のメンテが活発に行われている。定期検査のために基地の外に運ばれているのは、現在大型 揚陸艇’LCU)が1隻だけだが、WT(Warping Tug)の分解・再組み立てやLCU2隻の移動、浮き桟橋セットの部品の並べ替えが並行し て進められている。
4隻いるSTのうち、なぜ2隻だけが検査されるのかは不明だが、2隻のSTはノースドックを半周して戻ってくるコースなどを黙々と 走っている。

(RIMPEACE編集部) (09.8.7 撮影)



ノースドックの先端付近をテスト走行するST-902  


2009-8-8|HOME|