陸軍の工作車両、横浜NDから呉へ


呉の輸送業者が、ノースドックの埠頭で新品の工作車両をトレーラーに乗せていた


たくみ運送のトレーラーと多用途工作車両(09.11.27 撮影)

ミサイル観測艦が寄港する前に、横浜ノースドックに車両運搬船グリーン・デールが寄港した。11月25日夜に入港、翌早朝に出港した グリーン・デールは、ノースドックに工作車両2台とタンクローリー1台を降ろしていった。

27日に、2台の工作車両は軍がチャーターした民間業者によって陸送された。
業者は「たくみ運送株式会社」、呉市の輸送業者だ。川崎港で車両の積み下ろしをしたグリーン・デールが、そのついでに横浜ノース ドックに軍の車両を届けたのだろう。
呉方面の港に2両の輸送だけで寄るのはペイしないので、ノースドックで降ろしてあとは陸送という算段だ。

呉市近辺には、米陸軍が管理する弾薬庫が3つある。秋月(江田島町)、広(呉市)、川上(東広島市)の3弾薬庫のいずれかに、ノース ドックで上がった車両が運ばれたと見て、間違いない。
富士や座間・相模原だけでなく、呉付近の弾薬庫で用いる車両も、時にはノースドックを積み下ろし港にしている。

(RIMPEACE編集部)


2009-12-3|HOME|