浮き桟橋のモジュール、横浜NDから搬出


モジュール1個分を積んでノースドックの出口に向かう民間トレーラー


フォークリフトでトレーラーに積まれるMCSのモジュール

1月14日午後、民間のトレーラーがモジュール1個分をノースドックのMCS(Modular Causeway System)の備蓄・点検場所に運び込んだ。 ノースドックの大型フォークリフトで降ろされたモジュールに代わり、別のモジュールがトレーラーに積み込まれて、ノースドックから 出て行った。
スクラップの売却ではなく、民間業者の手で修理されたものの搬入と、次の修理のための搬出と見られる。

横浜ノースドックに備蓄されている陸軍上陸用舟艇セットの中には、揚陸艇、タグボート、バージなどの船が含まれている。
そのほか、事前集積艦から海上に装備を下ろすための海上プラットホームや、上陸地点まで運ぶ大きな「いかだ」の部品となるモジュール が200個近くある。このモジュールのセットをMCSという。普段は折りたたまれて40フィートコンテナの大 きさにして保管してある。

昨年、このセットを並べ替えていたのは、検査とメンテナンスのためだった。腐食の有無やジョイント部分が正常に機能するかどうか、 などのチェックをして、問題のあるモジュールの一部を民間業者に修理させているのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2010.1.14 撮影)


陸軍省発行のMCSオペレータ・マニュアルの1ページ。
モジュールの組み合わせ次第でいかだや洋上プラットホームになる


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