横浜NDでMCS備蓄場所を順次舗装中


Warping Tug の保管場所となっていた一角を囲って、舗装工事の準備中(2009.4.8 撮影)


10ヶ月近くかかって舗装工事がほぼ完了した当該区画(2010.1.27 撮影)


舗装が終わった場所にMCSを移動して、空けた区画の舗装工事が始まった(2010.3.26 撮影)

MCS(Modular Causeway System)は、40フィートコンテナと同じ形の函を分解して1ユニットとし、それを組み合わせていかだや桟橋な どを造るシステムだ。横浜ノースドックに備蓄されている陸軍上陸用舟艇セットには、事前集積艦のランプから軍用車両を受け取れる浮力 と広さを持つ大型いかだ(Roll on Roll off Discharge Facilities)を2つ造れる数のMCSのユニットが含まれている。

海に浮かべて使うものだが、保管は陸上で行われ、定期的に錆びや穴がないかどうかのチェックを受けている。これまでは地面に木材など をあてて積み上げていたが、湿気や雨水の影響をさけるために保管場所のアスファルト舗装をはじめた。
多量のMCSユニットが並べられている場所は広大で、その上に載っているコンテナ状の函を移動させて空き地を造り、そこを舗装すると いう尺取虫的なやり方で工事が進められている。

最初に舗装する場所を囲ったのが09年4月、その場所の舗装工事が終わったのは10年2月初めだった。今度はその場所に函を移して 新たな舗装工事が3月に始まった。
陸軍上陸用舟艇セットのノースドック備蓄が始まったのが02年8月だ。まもなく8年になろうというこの備蓄の継続の中で、保管環境の 改善が行われるノースドックは、今後も長期間備蓄基地の顔を持ち続けることになる。

(RIMPEACE編集部)


MCSの一部はノースドックの埠頭先端の荷降ろし場にも一時的に積まれている(2010.3.22 撮影)


2010-3-30|HOME|