米軍備蓄のタグが増えた横浜ND


初めて姿を現した16番のWT(2010.3.22 撮影)


白丸がWT16。左端はCF(Causeway Ferry)22(2010.3.26 撮影)

陸軍上陸用舟艇セットを備蓄している横浜ノースドックに組み立て式タグWT(Warping Tug)が追加された。これまでノースドックの備蓄 リストに上がっていたが姿が確認されていなかったWT16だ。

リストにないCF22がWTとほとんど同じ格好をしていつも横にいるので、これがWT16の代わりかと見ていた。WTの特徴である A型アームがいつまでも装着されないCF22はWTとは別のカテゴリーに属するものだった。下図のCauseway Ferryだ。
Warping Tug が浮き桟橋や海上での台船組み立てに使われるのに対して、Causeway Ferry は軍用車両などを載せたいかだを海岸まで 運ぶのが主な任務だ。

WT16は分解された形で貨物船で最近ノースドックに運び込まれたのではないか。運び込んだ貨物船としてはグリーン・デール(2月 27日入港)、グリーン・ポイント(3月6日入港)の2隻が疑われる。

今の時期にWTとFCの組み立てが行われているのは、保管場所の地面を舗装する工事が始まったために移動を余儀なくされ、その中で 組み立てを行ったという09年4月と同じ状況ではないか、と推定される。

(RIMPEACE編集部)


米陸軍テクニカル・マニュアル 55-1945-205-10-2 より


2010-3-29|HOME|