榴弾砲・車両、横浜ノースドックに陸揚げ
輸送船から降ろされたあと、トレーラーに詰まれてシートで隠される155ミリ榴弾砲
榴弾砲などがキャンプ富士に向かった後、ノースドックに残る約100両の軍用車両
那覇軍港から海兵隊の武器・車両を運んできた自動車運搬船「ぷりんす はやて」
輸送用のバス5台の周りにたむろする海兵隊員。見えているのはざっと150人
沖縄海兵隊の実弾射撃演習が、11月11日から北富士演習場で始まる。SACOで決められた本土での分散実施の2011年度3回目
の演習だ。実際は8月の王城寺原での演習が中止になったので、6月の東富士演習場での実弾射撃演習に続き、本年度2回目となる。
11月24日まで行われる演習参加の部隊の規模などは、防衛省の発表によると「大隊レベルで、人員約430人、車両約100両、
砲数12門」となっている。
この実弾射撃演習で使用する155ミリ榴弾砲や車両、兵員を載せた民間輸送船「ぷりんす はやて」が、那覇軍港から11月7日朝、
横浜ノースドックに到着した。
「ぷりんす はやて」から出てきた補助車両や物資を載せた民間の大型トラック・トレーラーが32台、大型観光バスが5台が、午前中に
ノースドックからキャンプ富士に向けて出発。続いて155ミリ榴弾砲を載せた大型トレーラー12台が、それぞれ前後に警備用の車を
従えてノースドックを出た。
12時半現在、自走する小型トラックやハンビーなど約100両が、Hバースの奥に整列して、午後からの輸送を待っている。
この日、ノースドック付近を航行したヨットに対して、海保の小型艇が飛んできて「そこのヨット!」とよびかけて「船検証と免許証
を見せてくれ!」と言った。「こんなご時世だから見せてもらうんだ」との理由だったが、「こんなご時世」とは何をさしてるんだろうか、
とヨットの船長さんは感じたという。
警備強化の理由が「こんなご時世」というあいまいなものでは、お手盛り警備が横行するのも、むべなるかな。
(RIMPEACE編集部)(11.11.7 撮影)
間近に海から見た、海兵隊車両。ノースドックからキャンプ富士に向けた輸送準備中(ヨコスカ平和船団撮影)
2011-11-7|HOME|