左が高速輸送船ウェストパック・エクスプレス、右はタンカー、トランス・パシフィック(11.11.28 撮影)

途中から引き返した船2隻、横浜NDに係留中


ホワイトビーチに向かったはずが、白浜経由でノースドックに戻って来たウェストパック・エクスプレス
(11.11.27 撮影)


23日夜、浦賀水道を南下するウェストパック・エクスプレスのシルエット

11月13日から横浜ノースドックに停泊していた高速輸送船ウェストパック・エクスプレスが沖縄・ホワイトビーチに向けて出港した のは23日夜だった。その夜のうちに高速輸送船は行き先を変更して、和歌山県白浜港に向かった。

26日に白浜港を出たウェストパック・エクスプレスは、沖縄に向かわずに3日前に出港した横浜NDに戻って来た。
船のスピードから見て、機関に問題が生じたわけでもなさそうだ。まるで、白浜に行くのをカモフラージュするために、沖縄に向かうと 言ったみたいにも見える。
ウェストパック・エクスプレスは沖縄に戻るそぶりを見せずに、ノースドックのBバースに停泊中だ。

24日夕方、クェゼリン島に向かって横須賀基地の錨地を出た中型タンカー、トランス・パシフィックが、26日に低速で野島崎を回り 東京湾に入り、横須賀ではなく横浜NDに27日に入港した。
喫水は24日に観音崎を回ったときと同じだから、燃料を積んだまま何か機関のトラブルでも起こして戻ってきたように見える。

ノースドックでは大掛かりな補修は出来ない。それでも横須賀に向かわずに横浜NDに戻ったのは、ノースドックの埠頭が空いていた、 ということだろう。
燃料を降ろして民間会社のドックに入るのかどうかは未だ不明だ。

目的地に行き着かない船が同時に2隻出た。それには何か特別な理由があるのだろうか。

(RIMPEACE編集部)


27日に入港直後のトランス・パシフィック。運搬する燃料を積んだままだ(2011.11.27 撮影)


24日に観音崎を回ってクェゼリン島に向かうトランス・パシフィック(2011.11.24 撮影)


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