那覇から横浜NDへ、燃料輸送セット移送


横浜ノースドックに陸揚げされた灰色のリールとポンプのセット


那覇から横浜ノースドックにやってきた米軍チャーターの輸送船グリーン・リッジ(2012.3.28 撮影)

3月27日、横浜ノースドックに米軍がチャーターした自動車運搬船グリーン・リッジが入港した。直前の寄港地は那覇だった。

翌28日に、グリーン・リッジから降ろされたブリッジの先に、砂漠明細のハンビーや、濃緑色のタンクローリーとともに、グレーのリールとコンプレッサーが並んでいた。
同じグレーのリールとコンプレッサーが、2月中旬には那覇軍港に並べられていた。1か月以上野積みされたあと、那覇軍港からノースドックに向かうチャーター船に乗せられたとみられる。

同時に運び込まれた車両と同様、米軍の戦時備蓄の中に組み込まれ、相模補給廠やノースドックの敷地内で保管される可能性が強い。
ホースを海中に伸ばして、沖合の燃料補給艦から海岸まで燃料を圧送するシステムを持つ VADM K R Wheeler が積んでいるリールも、デザインは若干違うがグレーに塗られている。今回ノース ドックに運び込まれたシステムは、ウィーラーのものより短いホースをいくつもつないで用いるタイプのようだ。内陸部石油配送システムのような大規模なものではなく、ベースキャンプなど で用いるものかもしれない。

那覇から輸送してきたグリーン・リッジは29日午後にノースドックを出港、東扇島の埠頭に向かった。

(RIMPEACE編集部)


那覇軍港内に野積みで置かれていた、灰色のリールとコンプレッサー(2012.2.19 撮影)


08年にノースドックに寄港したOPDS船ウィーラー。リールに巻いたホースを伸ばして、数キロ沖から燃料を海岸まで圧送できる(2008.5.26 撮影)


2012-3-29|HOME|