原子力空母の定期修理、終盤に


ジョージ・ワシントンの飛行甲板は、片付けが進んでいる。後部に並んでいた工事用のプレハブも降ろされた(12.4.25 撮影)


左は4月13日、まだプレハブが載っている。右は4月23日、12号バースに降ろされて運び出される態勢のプレハブ

硫黄島での艦載機のFCLP実施のスケジュールが公表された後の4月25日、原子力空母ジョージ・ワシントンは定期修理の最終段階に入っていた。飛行甲板の前部はほとんどフラットな状態で、艦橋の 近くに雨除けの覆いが少し残り、作業車が置かれていた。

空母が長期ディプロイメントから戻ってすぐの11月末には、定期修理を請け負った会社などの現場事務所に使われるとみられるプレハブ(テストハウス)が飛行甲板の後部に積み重ねられた。
そのプレハブが4月下旬に入って降ろされて、12号バースから運び出されている。行き先は横浜ノースドックの司令部に近い置き場。この場所は、空母の定期修理の始まるころにプレハブが 消え、定期修理が終わりに近づいたころにプレハブが戻ってくる。そんな動きを少なくとも3回は繰り返している。
すでにノースドックには10個以上のプレハブが、横須賀基地から運び込まれている。

(RIMPEACE編集部)


横浜ノースドックに並ぶプレハブ。2種類ある右側のものが空母から降ろされたものと同型(12.4.25 撮影)


2012-4-26|HOME|