オスプレイを運搬した貨物船、横浜ND寄港


7月28日朝7時ころ、横浜ノースドックに入港する自動車運搬船グリーン・リッジ(横浜港ライブカメラの映像)


9時半には積み下ろしを終えて、ブリッジを引き上げるグリーン・リッジ

オスプレイを岩国に降ろした自動車運搬船グリーンリッジが横浜ノースドックに立ち寄った。グリーンリッジはプサンに寄った後7月23日に岩国に寄港してオスプレイ12機を陸揚げした。
その後25日に那覇軍港では、オスプレイ関連を疑われるコンテナと、M777軽量りゅう弾砲を降ろした後、その日のうちに出港、横浜に向かった。

グリーンリッジが横浜ノースドックに入港したのは28日朝、ブリッジを降ろして積み下ろし作業を行ったとみられるが、埠頭には降ろされた物資は見えなかった。
グリーンリッジはほぼ毎月、米西海岸からプサン、那覇、横浜、川崎をめぐって西海岸に戻る回遊コースをたどっている。ノースドックに寄港した時には、戦時備蓄に回すとみられる軍用車両を 10両から20両降ろしていく。
ただ、今回の寄港ではノースドックから船に積み込んだ形跡はない。入港する直前のノースドックに、積み込み用のブツが並んではいなかった。寄港してブリッジを降ろしたのだから、何か荷物や 車両を降ろしたとみるのが自然だが、出港直前のグリーンリッジの停泊するバースには、何も置かれていなかった。
これも不自然なことで、外部から見えづらい場所に、降ろした物資を「隠した」可能性がある。オスプレイを運んできた船が、キャンプ富士でのメンテの器材の入ったコンテナを運んできた可能性 は排除できない。

グリーンリッジは28日11時にノースドックの岸壁を離れて川崎港に向かった。ノースドック滞在はおよそ4時間だった。

(RIMPEACE編集部)(2012.7.28 撮影)  


横浜ノースドックを離れ、川崎港に向かうグリーン・リッジ


2012-7-28|HOME|